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こんばんわ!
akieem zawadiです。

力を込めて書いた日記があっさり消えてショックを隠しきれず、昨日は
寝てしまいましたが本日気を取り直してアート日記を改めて書こうと思います。


-8:00 遅めの起床

イチゴ、カボチャのシナモン煮、チーズタルト、紅茶の軽い朝食。
掃除、洗濯など家事を済ませ、サラダで軽くおなかを満たす。
最近ハマっているキューピーのバジル&チーズのドレッシングを多めに。
トマトが蕩けておししい(←実は私はドレッシングマニア)。


-13:00 早めの出発

ゴッホ展に行くので、黒のライダースにゴッホの絵のような
筆のタッチの模様の派手なワンピースを着用。


-14:00 渋谷のチケット屋で

渋谷のチケット屋で以下3枚のチケットを購入。


・『ゴッホ展 私はこうしてゴッホになった』国立新美術館
・『小谷元彦展 幽体の知覚』森美術館
・『カンディンスキーと青騎士』三菱一号館美術館

土日は込むので、とりあえず六本木の2つの美術館を消化しようと決定。
bunkamuraの向かいにあるブーランジェリー&パティスリー「VIRON」にて
「クロワッサン・ドゥー」をtakeoutする。
普通のクロワッサンより香ばしく、バターの風味が濃厚なタイプだ。
小麦の味がしっかりするため、パン好きにはオススメしたい店だ。
その足で六本木へ向かう。


-14:50 六本木駅到着

先にゴッホ展を見ようと決め足早に裏道を進む。
途中「LA GOLDA」というキューバン・バー&グリルの店を見つける。
月に2回のミュージックイベントを行っているこじんまりした店だ。
その他にも、その通りには良さげな店が連立しておりまた今度夜に訪れたいなと
いくつかの店をチェックした。


-15:00 国立新美術館到着





まずは先ほど購入したクロワッサンと甘いチャイラテで軽いおやつ。

廻りを見渡しても、私のような派手な服装の人はおらず浮いている感じ。
みな一様に黒、グレー、茶、ネイビーのオンパレード。
その没個性さに少し悲しくなった。

そして、荷物を預け、チケットをもぎりいよいよ中へ入る。
平日だというのに人が多くすでに行列を作りながら名画の前を進み行く人だかり。
TBSアナウンサーの安住紳一郎アナのガイドを聞きながらゆっくりと順路を進む。

私と同じ27歳で画家になろうと決心したゴッホと自分が否応無しに重なってしまう。
ほとんどといっていいほど、師を持たず独学したゴッホ。

ひたすらに巨匠の模写をする事で才能を開花させていった。
初期の段階でゴッホは素晴らしい素描画家になっていた。
荒々しいタッチで知られるゴッホだが初期の絵はまだまだ精密で繊細さがあるものだった。

ミレーに傾倒し農民を描き続けていたが、ある時急にパリに移り住みパリのモダニズムに
触れあの独特な色彩が生み出されてゆく。

そして言わずもがな、アルルの短いゴーギャンとの共同生活。
サン=レミの療養院の孤独な生活とーヴェール=シュル=オワーズでの悲劇的な最期。


以下、素晴らしいと思った作品をいくつか紹介しよう。

■「花瓶のヤグルマギクとケシ」
  ブルーの背景と赤いケシのコントラストが美しく、色彩の天才ゴッホの
  始まりともいえる作品。

■「マルメロ、レモン、梨、葡萄」
  ゴーギャンから”黄色い静物画”と言われた作品。
  額にも色彩が施され黄金の静物画とも言えるような光り輝く作品。
 
■「灰色のフェルト帽の自画像」
  有名な作品。
  荒々しいタッチだが、間近で見ると驚くほど目の描き方が優しく見とれてしまう。

■「じゃがいものある静物画」
  一番実は気に入った作品。有名でない絵故に人はまばら。
  繊細なペールブルーを混ぜたベージュに紺、赤などの縁取りがなされ儚さの要素が
  加えられている。無骨なジャガイモのイメージは皆無。

■「種を蒔く人」
  ミレーの作品をゴッホらしく、ライムイエローの空、ピンクの雲、黄色い大きな太陽
  などの色彩構成され浮世絵の構図のエッセンスも生かされた作品。

■「サン=レミの療養院の庭」
■「蔦の絡まる幹」
■「渓谷の小道」
■「夕暮れの松の木」
  この4つは全て療養院の中で描かれている。悲しい事に病んでいるほうが
  尋常ではない迫力が備わり緻密、どれもが素晴らしかった。
  その迫力は時に恐ろしく美しく、絵の奥へとのめり込むような感覚を覚えた。


見終わりお決まりの売店へ進む。
少しだけ高い、小さなたくさんのゴッホの絵のレプリカが印刷されたグッツに
群がる人を眺めるうちに「没120年後の今頃評価されるなんて。」と
ややささくれ立った気分になった。
ここで得られたお金はゴッホの手元にいくわけではないのだ、
と思うとヤルセナイ気持ちになった。

私が彼から学んだ事。

「素描」「油」「色彩」「構図」そのどれもが私にとって今まさに必要なものであった。

激しい側面が取り沙汰されているゴッホが実は非常に繊細な面を持ち合わせ、また、
生真面目な性格故自分を追いつめ、孤独そして自殺へ駆り立てた。

時として、画家は線の引き方や色彩の出し方、表面的ではない内在するものを
自己のフィルターを通してどう表現するか、その表現は自己に忠実かどうかなどで
時間や社会性から逸脱、断絶を図るときがある。

私でさえ、友人との連絡をいっさい断つ時があり、非常に猛々しい側面と儚く脆い面
が毛細血管のように絡まり合うこの性格上特にものを作っているときは顕著になる事が多く
孤独になり得る事はあきらかだった。

故に「才能」「努力」その先にあるものはいったい何なのだろう、と考えさせられた。

社会と時間のバランスを図りながら自己と向き合いいかに忠実に作品をつくるか、
これが今後の私の課題となりそうな気がした。







-17:00 夕飯&森美術館

気付くとあたりは暗くなりかけ、冷たい風で手足が冷えているのに気付き辛めのラーメンを
食べ身体を温めた。

ABC書店を軽く覗き、ヒルズ内の森美術館へ向かう。

この『小谷元彦展 幽体の知覚』は現在個展を開いているcafeのアーティストではない
もう一人のayaちゃんからの紹介で行ってみる事にしたものだ。

小谷元彦は彫刻家でありながら、その「彫刻」という概念から逸脱し
写真、映像、剥製を使ったもの、骨をモチーフにしたもの、人毛を編み込んだドレス
などインスタレーションと呼べるものまで多岐に渡っていた。

目に見えるものではなく、目に見えないものを表現するといった見地から
あらゆる手段で表現しているのだが、その着想点が美しくそして恐ろしく
人間の感情に訴えかけるものばかりだった。

「小谷はしばしば、痛みや恐怖などの身体感覚や精神状態をテーマに見る者の潜在意識を
 刺激するような作品を制作します。(中略)一つの解釈に帰着しえない多層的なイメージは、
 美と醜、生と死、聖と俗の境界線で妖しい魅力を放ちます。」

リーフレットにもこのような記載がある。生きる事への生々しさと、冷たい何か。
見る度に横隔膜の辺りがひんやりする感じが何とも言えない後味を残す。

緻密さ、どうやってつくっているのか?
この人の頭の中はどうなっているのか?

ゴッホとは違う形の天才を見たような気がした。

人間を作ったのが神だとするならば、その緻密さでリアルな
別次元のものを作り上げる小谷自身は何者なのか?

その問いは尽きない。

しかし、ガイドに吹き込まれた関西弁の小谷はひょうひょうとした声で
ニューボーンシリーズの制作意図をこう話す。

「着想は実は「?」マークだったんですよね。あれっていったいなんなんですかね。
 考えたときに、とぐろ?と思ったんです。とぐろ?え?謎?みたいな。
 新しい静物の骨ってことであの形を表現してみたくなったんですよね。」

一見すると何か蛇のような動物の骨を組み合わせて別な形を作っているように見えるが
学芸員に聞くと全て塩化ビニールを型でとって幾重にも重ねている完全な作り物である
らしい事が分かりあまりの緻密さとリアルさで2度びっくりする。

無論、彫刻も素晴らしい。

特にゾンビのような武者と馬の「SP4 ザ・スペクター___全ての人の脳内で徘徊するもの」
は恐ろしい美醜の迫力があり、京都で育った小谷らしい仏像や和のテイストが色濃く出ている。

最後には、「No.44」という作者自身の血の混ざったシャボン玉が堕ちる映像作品が夜景の
見える部屋に映し出されていた。いずれ人は死んでゆくという事を表現したもので
最初見たときは顔を背けたくなるほど嫌悪したものがなぜかガイドを聞き、
説明を読み、映像を眺めるうちに赤い血液は愛おしい命の源なのだと思えるようになった。

本当に不思議な感覚を覚えた作品達だった。


-19:30 展望台にて

森未術館を後にし、久しぶりに展望台へ入った。
あたりは眩いばかりの光に満ちていた。
近くに東京タワーと遠くにかすかに建設途中のスカイタワーが見えた。
クリスマス時期ということもあり、イルミネーションも手伝ってひときわ夜景は輝いていた。



不意に甘いものが食べたくなり、マドラウンジ「SPICE」にてバッカスとラズベリーの
ジェラードを食べながら1年を振り返る。

「今年ほど、絵で前進できた年があっただろうか。
 刺激的な人々と出会えた年があっただろうか。」

この1年の最後の月に美しい夜景を見ながら走馬灯のようにいろいろな出来事が
頭の中を巡り、その全ての出来事、関わってくれた方々に深く感謝した。

私は癖で、アイスをコーンの中に押し込み全てを食べきると店を後にした。


-20:40 roppongi TSUTAYA にて

お決まりのコースでTSUTAYAへ行き、ディゲンズの「クリスマス・キャロル」を買う。
スタバで働く店員の中に知人に似た人がいて軽く動揺したが別人だった。

新旧の天才アーティストを見て、そして来年を思った。

来年は私にとってどんな年にしたいのか。
今後私にはどんな作品が作れるのか。
あと20日ほどの今年をどう過ごすか。

できれば、助走して来年こそは大きく飛躍できる年にしたい。
今年や来年はじめはひたすらもくもくと何かをしよう、そう決めた1日だった。


どうか、来年がいい年になりますように。


私は祈りながら白とブルーのイルミネーションの中を歩き出すのだった。



-----------------------------------------------------
■森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/index.html


■国立新美術館(特別展)
http://www.gogh-ten.jp/tokyo/




追伸1





この前石井光太さんの『感染宣告〜エイズなんだから抱かれたい〜』
を池袋ジュンク堂で購入し、今読み進めています。

以前の日記にマグナムフォトの世界のエイズ感染者の写真記録の事を
書きましたが、この本は日本で感染した患者とその家族のインタビュー
からなるルポルタージュになります。

石井さんの本はいつも、偏見や差別される側の立場に徹底的に立ち
差別する側となんら変わりないのだということを繰り返し訴えかけて
いるような気がします。

感情のある一人間として、立場が変わった時人は、どう生きるか。
いつもその問いに立ち向かっている姿がそこにあります。

読み進めるうちに、高校生の時に描いた「STOP AIDS」のポスター
の事を思い出しました。誰にも認められなかったあのポスター。
田舎の高校では、白人男性と黒人女性がシーツにくるまりkissをしていて
そのシーツの上にタイトルがあるという構図が過激すぎたのかもしれません。

私たちが同じ目線になるというのは途方もなく、無理に近い事かもしれませんが
私たちの中にある「あたりまえ」に一石を投じる本である事には間違いありません。
何かを変えたい、そして、知りたいというあなたにぜひオススメしたい本です。
興味のある方ぜひ、一読してみて下さい。



追伸2

昨日、新たに「KITCHEN」というカテゴリーを増やました。
最近料理関係の記述が増えたのと、レシピや作った料理の画像を乗せて欲しいという
声があったのです。

また、akieemのkichenインテリアなども紹介していく意図から料理やレシピ
というカテゴライズにはせず大まかな「KITCHEN」としました。

そして、そろそろ画像を加えた日記に移行を考えている為に実験的に文章を短くしています。
まだ、私の頭にあるブログの1/3表現できていない状態ですし、
ドメインの変更なども考えております。

みなさんにはブログへ参加して欲しいという気持ちは書き始めた当初からあるので、
今後はもっとエンターテイメント性を打ち出して行く事を前提に私自身全面に
うるさいくらいに出てくると思うので温かく見守っていただけたらと思います。

ご期待くださいませ★



Big kiss & Dream
akieem zawadi
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Profile

HN:
Akieem Zawadi
性別:
非公開
職業:
ARTIST
趣味:
散歩 ・小説書・ 涙を流すこと
自己紹介:

海外のファンが多く、色彩感覚と切り取る目線がその人気の鍵。

日々の考えや恋愛、食べ物、読み物、音楽、アートとあらゆることに関してエッセー調に書き綴っている。

夢は、世界中の夕日と朝日を愛する+1と見に行くこと。世界中のあらゆる食べ物を食べ歩くこと。

 

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