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AUTOS展@玉川髙島屋

こんにちわ!
Akieem Zawadiです。



『アトリエ・アウトス』展






先日、毎年二子玉川髙島屋で開催されている
『アトリエ・AUTOS展』へ行ってきました!

前回は世田谷美術館にて開かれた大規模な展覧会を観に行ったのですが、
実はこのアトリエ・アウトスとの出会いは何を隠そうこの玉川髙島屋だったのです。
私はかつて玉川髙島屋でアクセサリーを販売していた時期に屋上の庭園が好きで
よくお弁当を食べた後に日向ぼっこをしていました。
当時はまだ屋上庭園階にギャラリーがあり、たまたま見に行った際に
展示されていたのがこのアウトス展だったわけです。
その色彩感覚と目線の斬新さに魅了されて以来
毎年葉書が届くたびに見に行くようになりました。
すでにお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが
この絵を書いているのは、俗にいう「アウトサイダー」と
呼ばれる自閉症を抱えた方たちです。

当初私の興味は何を素材にして、どんな目線で、何を使って
どのくらいの時間をかければこんな作品になるんだろう?
なんでこんな色が出せるんだろう?構図はどう決めているんだろう?
という絵描きとしての視点だけでした。

しかし、前回の展覧会で館長さんの自閉症という障害の断片的な話を
聞くうちに作家自身の刹那や、感情、また対峙している職員達の一喜一憂
へと作家自身の事や周りを取り巻く環境自体へ視的興味が変わってきたのです。
今回はそのことを職員の方にぶつけてみようと決意し会場へと向かいました。








海洋性の動物達に似ているカラフルな動物達。







私の大好きな持田さんの作品。
手前から、「夕陽が沈むとき」「無題V」「雨上がり」
ほんとうに、この持田さんの絵は大好きです。
クレヨンで何層にも描かれた淡くて味わい深いその色、曖昧としているが
その確固たる強さを持っている縁取りの黒い線。








まるで刺繍糸を何層にも縫いつけたようなクレヨンの線は
何とも言えない叙情的風景を思い起こさせます。

「一見するとひょうひょうとした面白いおじさん」

そんな形容が似合う、この展示会とアトリエアウトスを主宰している
トヤさんに今回のいきさつと自分の想いをぶつけ、持田さんのファン
であることを伝えると快くその絵に纏わる話を教えてくださいました。


サヴァン的な要素を持つ持田さんは数分対象を見ただけで対象物を記憶し
絵を描く才能を持っていらっしゃるもの静かな作家さん。
実は今回の展示物は全て新作なのですが、この新作を描く前に病気で
入院して描けない時期があったそうなのです。
画材を目の前にしても何もしない時間が数ヶ月も続きました。
そして、ようやく画材に興味を持ち出し「お、そろそろ描くのかな?」
と思ってワクワクしてたときに、職員の一人が

「あれ?絵描かないの?」

と言ってしまい本人のやる気が失われ、しかしながら絵を描かないかわりに、
真面目な彼は描いているんだよ!描く気はあるんだよ!ということを
表明する為に題材を用紙に書き込み毎朝記入して持ってきては
絵を描かないという日々が続いたそうです。

私達に取ってみれば他愛もないひとことでも彼らにとってみれば
「やらないの?」は「やるべきだよ」というmust的な強制を強いる
言葉の凶器となってしまう。人それぞれではあるけれど何かを強制する、
という事が一番のタブー、それが自閉症のルールなのだと今回教わりました。

さらに、作家のほとんどが絵には全く興味がなかったのにふとしたことから
興味を持ち、描くようになっていったと聞いて面白いなと感じました。
持田さんの場合は、クレヨンのNo.19の赤色に興味を示したそうです。
「数字だな」と確信したトヤさんは12色から500色のクレヨンに切り替え
色順ではなく、数字順に並べ替えているうちに絵を描くようになったそうです。

トヤさんがご自身を「詐欺師」と面白可笑しく表現する裏には
「本当に彼にとってこれが幸せだったといえるのだろうか?」という
苦悩があるからだということも伺い取れました。
自閉症という障害に対しての行為は正解はなく、
ひたすら向き合うしかないんだなと思ったら自分の口から
自然に「対峙したいんです」という言葉が毀れていました。
内心驚きつつも障害とその作家自身に対して

理解したい
向き合いたい

という欲求が出てきて素直に職員のトヤさんにお伝えしました。
さらに代表を務める神保さんにも同様の話をして今度施設を
見学をさせて欲しい旨を伝えました。
ずっとこの「AUTOS」という言葉の意味を掴みかねていたのですが
4/2の私のバースデーが「AUTIMISM~自閉症啓発デー~」だったことで
ようやくその意味が分かりました。

たまたま偶然だったかもしれません。

だけれども、私にとって自閉症との出会いは
運命的な何かを感じずにはいられませんでした。
自分の中身をうまく表現できない辛さ、そして理解されない苦しみ。
美しく楽しげな作品とは裏腹な天才達の苦悩を同じ気持ちになって
表現したくてたまらなくなりました。

この愛しさのような気持ち。

大切にしたい。
そして、この出会いに感謝しながら少しづつ形にしてゆけたらと思います。
どうか今後もいい出会いに恵まれますように。










La leo litende leo
akieem zawadi
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Profile

HN:
Akieem Zawadi
性別:
非公開
職業:
ARTIST
趣味:
散歩 ・小説書・ 涙を流すこと
自己紹介:

海外のファンが多く、色彩感覚と切り取る目線がその人気の鍵。

日々の考えや恋愛、食べ物、読み物、音楽、アートとあらゆることに関してエッセー調に書き綴っている。

夢は、世界中の夕日と朝日を愛する+1と見に行くこと。世界中のあらゆる食べ物を食べ歩くこと。

 

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