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こんばんわ!
Akieem Zawadiです。

さて、今回は先日花種PJに何かきっかけが欲しくて
こちらのフォーラムを聴講しに有楽町朝日ホールへ
行って参りました。




      
第2回メディアフォーラム

  『震災報道を考える

      ~被災地の声を伝えるために~』




  ■http://www.tv-asahi.co.jp/hq/tour/contents/event/0055/


【 特別コメンテーター 】 池上 彰 (ジャーナリスト)

【 登壇者 】  東 浩紀 (作家・批評家)
         林 香里 (東京大学 大学院情報学環 教授)
         杉浦 信之(朝日新聞 ゼネラルエディター 兼 東京本社編成局長)  
         宮崎 知己 (朝日新聞東京本社特別報道部次長)  
         中村 直樹 (テレビ朝日報道局 ニュースセンター編集長)
         伊藤 賢治 (テレビ朝日 「報道ステーション」ディレクター)
         千葉 顕一(東日本放送 気仙沼支局カメラマン)*中継


【 司会者 】  下平 さやか (テレビ朝日アナウンサー) 
          富川 悠太 (テレビ朝日アナウンサー)






以前の日記にも書いていますが、私の家にはTVがありません。
それは、時間を制約されたくないというのとともに
垂れ流し式にドロドロとした事件の映像を何度も繰り返し
煽り立てる心ない報道やお仕着せの型に嵌ったお笑いなどを
見ることに辟易した、という経緯があったからです。
事件や事故は感受性の高い私の心を否応無く傷つけてしまう為
私は、故意にニュース性の強いものから自分を遠ざけていたのかもしれません。



しかし、今回話を聞いて、
一瞬でこのような思いは払拭されました。


私が特に心打たれたのは、


●『報道ステーション』 伊藤賢治ディレクターの
陸前高田の取材を通しての「報道が被災者の人生に影響を与える事への恐怖」

● 朝日新聞特別報道部『プロメテウスの罠』宮﨑知己担当デスクの
「しつこく追い続けること」


という2つの話でした。



伊藤賢治ディレクターは常に険しい顔で皆の話をずっと赤ペンで
聞き漏らすまいと必死に書きとめているようでした。
しかしながら、聴講者からの質問にはほっこりとした笑顔で
言葉に気をつけながら丁寧に答える姿に誠実さが表れている方でした。


木材業に携わる被災地の方と仲良くなりご馳走になった際
このままずっとご馳走になるわけにはいきませんと断ったところ
その男性がキッと表情を変えて「もう我々の繋がりもこれで終わりだ」
と言われたエピソードがすごく印象的でした。

我々と同じで何も変わりはしない、折りしも「被災者」になってしまっただけなのに
勝手にこちらの決め付けで可愛そうな人という型にハメてしまった事に深く反省をした
ということでした。

その木材業の方は無償で仮設住宅にその時問題になっていた
「孤独死」を少しでも改善したいと長いすを造って配っていたのですが
その個人が出来る範囲の事をしただけでした。
ところが、どこかのメディアが丁寧に取材もせず「美談」として
流してしまった、、、その結果、「私も欲しい!」という問い合わせが
殺到してその個人を傷つけてしまう、という結果に。

父親を亡くした男の子が、祭り好きな父を想い
祭をきっかけににどんどん変化していった、という内容を放映したが、
この先彼が成長して何らかの問題を抱えた時にTVで
取材されたせいで人生がおかしくなったんだ!と
責められないか、その恐怖を抱えている。




事実を深く追求せずにそのまま伝える今の報道のあり方や
被災者の為、といっているが本当か?といった
問題提起を常に投げかけていました。
さらに”視聴率”を報道をやめることの逃げに使わないなど
ストイックな面が凄く素敵だな、と感じました。

『報道ステーション』のオープニング映像と音楽を担当した事から
震災当初全く被災地に入れなかった自分を悔い、復興のプロセスを
丁寧に拾ってゆきたい、そして、”常に答えは現場にある”という理念を胸に
復興のプロセスを追う番組づくりをして「繋ぐ」役割を果たしてゆきたい
と語っていました。




一方、宮﨑知己担当デスクは新聞記者というよりかはどこかの
きちんとした役所の役員といった風情で、ひとつひとつの言葉を
丁寧にきちんと選び、品のある受け答えをする優しい物腰の方でした。
そして、どこかしらユーモアのセンスと粘り強さ兼ね備えた人間性の持ち主でした。



中部電力の社員が「放射能で死んだ人は1人もいない」という発言を受けて
・仮設に閉じこもり孤独死する人
・お酒・脂っこい食事により体調不良となって死ぬ人
は原発のせいで死んだことにはならないのか?

放射能度が高すぎて、お墓にお骨を納められない その数 35→57へ。

横須賀基地では警報が流れた、という真実を取材によってあばいた。

取材を重ねる度に、どんどん問題は深まり、取材し足りないと思う。
企画を立てる段階で、既成概念にとらわれることなく
間違いがあれば誤り、正しい情報を丹念にしつこく追求する。
「同時進行ドキュメント」として進化する報道のあり方を追求してゆきたい。
勝手に取材を初めて、こっちで勝手に判断してやめてしまわない。



震災から7ヵ月後に連載が始まったことに対して「遅すぎる」というお叱り
の連絡は来たが、内容についての批判は一切ない、「何もしない」ということが
ありえない、とスッパリと言い切る姿勢に潔しい記者魂を感じずにはいられませんでした。

特に、前から気になっていた『プロメテウスの罠』を今読み始めているのですが
各章毎のタイトルを読むだけでもかなり引力があり、さらに文章は凝縮された真実が
書き連ねてある涙なしでは読み進められない読み応えのある本です。
新聞ならではの短い文に凝縮された濃い文章、その記事をどんな想いで記者達は
追いかけているのだろう、と想いを馳せました。



他にも


東京大学大学院情報学環の林香里 教授の

「メディアを信用してはいけませんよ!」

の一言に会場から拍手が沸き、それを受けてのパネルディスカッションは
面白く、日本は他国と比べメディアにかなり信頼を置いており
そのメディア依存の危険性に一石を投じる一言でした。
また、震災だけが報道において特別視されていいのかどうかという問いは
非常に難しく今後も継続して話し合いが必要があるように思われました。





作家・批評家の東浩紀さんが語った



現在、チェルノブイリ事故から25年経ち、チェルノブイリでは
日本人がギョっとするようなエンターテイメント性の高い
チェルノブイリミュージアムがあり、スマトラバンダーチェンにも
津波ミュージアムがある。そして、どちらのミュージアムにも
日本が援助を行っており、津波ミュージアムに関しては内容の支援まで
行っている、日本も今度は各国からの援助を受けて後世に
語り継ぐ為のミュージアムを造るべきではないのか?
自分は勝手に福島観光地化プロジェクトを立ち上げて活動している。
東京の人は当事者じゃないという被災者の言葉がショックだった。




等の話にはかなり興味が湧きました。


福島のひばりFMの方はまだ、違和感があるとおっしゃていましたが
確かにまだ現時点では、現地の方にとっては仕事や生活が先であるように
思います。だからこそ、気付いた人で興味のある人が別行動でそういった
後世に受け継ぐ事をやったらいいのではないのかな、と今回感じました。



つまり、『復興』は一元的ではなく、何重にも、何層にも、何又にも分かれて
行うべきものなのではないかという答えが今回参加して強く感じたことでした。


心の問題、原発の問題、仮設の問題、メディアの問題(メディア関係者の心のケア)
報道のあり方、風化を防ぐ事と過剰な偏った報道のあり方。。。。

今回参加してみて、メディアは視聴者の気持ちとかけ離れているんじゃないか
ずっとそう思っていましたがむしろ、まったく同じ気持ちで取材を重ねている人も
いるんだと心強い気持ちになりました。


そして、メディアに関してもっと深く勉強していきたいという想いが強くなりました。


特別コメンテーター の池上 彰さんが、今後の報道のあり方はこうすべきなんだ、
という言葉が印象的だったので最後に書いてこの日記を締めくくりたいと思います。



『 戸惑い、引け目、躊躇い、恐れ、、、、

 これらの事を忘れずに報道することの大切さ。

 切り取ってキレイにまとめずに、

 自問自答しながら、分からない事を分からないと

 視聴者と一緒になって勉強しながら

 造っていくという姿勢を忘れてはならない。 』











La leo litende leo
akieem zawadi
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Profile

HN:
Akieem Zawadi
性別:
非公開
職業:
ARTIST
趣味:
散歩 ・小説書・ 涙を流すこと
自己紹介:

海外のファンが多く、色彩感覚と切り取る目線がその人気の鍵。

日々の考えや恋愛、食べ物、読み物、音楽、アートとあらゆることに関してエッセー調に書き綴っている。

夢は、世界中の夕日と朝日を愛する+1と見に行くこと。世界中のあらゆる食べ物を食べ歩くこと。

 

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