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私の涙は宝石として胸に輝く



私の宝物はなんだろう?

私の宝物は手にできる有形のものでは、きっとない

私の宝物は無形で誰にも盗むことのできない無形のもの


それは涙の首飾り


悲しくては、涙を流し

悔しくては、涙を流し

嬉しくては、涙を流し

感動しては、涙を流し


今まできっと私は人よりも沢山の涙を流してきた

それが、今宝石となって私の首飾りとして胸に輝いている


怒りの涙はルビーのように燃え

悲しみの涙はブルーサファイアのように深く

嬉しい涙はオパールのように七色に波打ち

感動した涙はダイヤのように瞬く


そこへ来て、最近は愛しみの涙が増えた


自分を愛しみ抱きしめるとき

誰かを愛しみ抱きしめるとき

パールのようにまん丸の涙が後から後から溢れ出す


日々の生活で埃のような鉛のような鬱屈とした檻が心の中に溜まると

苦しくて苦しくて息も出来ないくらいに苦しくなる

すると目からぽろぽろと白い宝石が溢れ落ち

あたり一面に散らばり

私はまるで分身のようなそれを素手で搔き集める


何日も何日も踠き苦しみ涙を吐き出すとき

私の体は子を産む母親のように悶える

だが、涙を流しきると苦しさと心の曇りが消え

辺りがまた見渡せるようになる


何もかもが中途半端な自分には

宝物など何もないと思っていた

しかし、それは間違いだった


今まで流したあらゆる涙の宝石が

首飾りとなって私の胸に輝いている

それが私の魅力になって蝶の鱗粉のように

宙を舞っていることに気付いたのだ


盗むことのできない私だけの魅力

それが私だけの宝物

この胸に輝く

七色に輝く涙の首飾り

今日もまた、一粒の宝石がほら

加わって私はさらに

自分らしい輝きに満たされる









 
 
(著: 夢澤 日秋)
La leo litende leo
akieem zawadi
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砕ける涙は湧き上がる

透明な器に

透明な水が


泡となって沸き立ち

渦を描いて上昇する


そして

溢れた雫が


私の涙となる


溢れた涙は

つぶさに結晶になり

カランコロンと

音を立てて砕け落ちる

それが



私だけの

私だけの



涙の音色









(著: 夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

白い海とダイヤモンドの冬の空






 空と海とは

 昔恋人同士だった

 海は活発

 いつも波をキラキラと輝かせ

 寄せては返す漣

 バイオリン弾くがごとく

 潮の満ち引きで表現した

 空の気持ちは変わりやすく

 怒ったり泣いたり微笑んだり忙しい

 そんな気分屋の空に

 人間達は泣いておくれとお祈りした

 そのうち二人の恋人達は忘れ去られ

 ただその名残だけが残ったまま

 けれども二人の融ける瞬間(とき)があった

 それは冬の日

 雪は空という海の漣になって

 雪に感動した空の涙は

 氷という名のダイヤをつくり

 海も感動し熱い涙を流すと

 水は蒸発して潮という名のダイヤをこぼした

 二人のダイヤの結晶は

 形も性質も違っていたけれど

 それはそれはとても美しかった

 それは自然のなせる業

 同じものなど二度とできない

 人間達はそれを知っていた

 だのに今は忘れてしまった

 空と海とが恋人だったことも

 この2つの美しいダイヤのことも

 でもときどき気付く人間もいる

 雪を眺めていると

 ふとその時の記憶が蘇ってきて

 ある人間が二人の恋人を

 こうしてまた出遭わせる

 そして想うのだ

 二人の愛の結晶の美しさを

 そして思い出すのだ

 それが春の来る印だということを








 (著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 Akieem Zawadi






かわいた

三角の中に

光った丸がひとつ

ゆらりゆらりと上下にゆれる

煙のようにくゆるかと思えば

瞬きのようにしばたいたりする

日々の雑念から開放されるときそれは見える

それは金色の蝶だった

まがいもなく蝶だった

いや青い三角が蝶で

金色の丸は









朝露に濡れた

鱗粉の光だったのか

日々の雑念から開放されるときそれは見える

ほんの一瞬が私の永遠になる

きっとそれは永遠の祈り

天へハバタキタイという

危うく儚げだが力強い私の願い

そろそろ羽ばたく時が来た

目を細め恍惚に浸るとき

耳元でかすかに風が揺らいだ

そして朝露という名の涙が

頬を濡らした










 (著:夢澤 日秋)
  La leo litende leo
  akieem zawadi

君ノ手と朱漆盆と紅

表が朱赤で裏が漆黒の

トンボ模様のあの盆を


僕などが持てば

親指と人差し指で軽々と

持てるあの盆を


君が持つと

とても重厚そうに見えてね


君の唇の紅と盆の朱赤が色っぽく


揃った細い指先

指に刻まれた皺さえも

僕にはいとしく思えて


茶を運ぶ君を見て

ドギマギとしたものさ


あの日倒れた君

お願いだから入院したあとも

たとえ、死んだとしても

あなたが紅を刺して、と

懇願する君に

できるわけなかろう!

と、一括するつもりが

嗚呼、嗚呼必ず約束するよと

涙を流した僕の弱さは

君には優しさに映っただろうか


果たして

約束は果たされたが

日増しにやせ細る君に

紅を刺すのが

どんなに辛かったか


君が息を引き取るときの

羽のような軽さが

僕の胸をどんなに締め付けたか


棺の中の君に

最後の紅を刺し

さようならの瞬間の

涙をぬぐう親指と人差し指が

どんなに重かったか


きっと君にはわかるまいな


棺に入れられなかった

あの盆と紅は

君の仏前に飾っているよ


昨日は季節はずれの

赤トンボがあの盆に留まった時に

なんだか

君の細くて行儀の良い指を思い出して

一人涙したのさ


あれは君だったのか?

それとも僕の心が君を呼んだのか


分からないけれど

これだけは言える


君がこの世に

いなくなってもなお

未だ

僕は君を愛していると






(著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

なみだの音色が聞こえてきたら



唇ではじけ

腿を滑り落ち

地面に大きな音を立てて沈み込む

心が何かを感じたら

なみだ が音色をたててあふれ出す

声を出さずに耳を傾け

あなたの本当の産声を聞く

それがたとえ苦しみからくるものであっても

それがたとえ哀しみからくるものであっても

美しい音色があなたの頬を伝うでしょう

生まれたときも

死に至ったときも

涙を流すのは

生きている証だから

3.11に

その音色はまるで漣のように

私の胸に届いた

あらゆる感情の入り混じった

なみだの音色

なみだの音色が聞こえてきたら

あなたはそっと耳を澄まして

誰かが生きていることを

ただひたすらに感じればいい

それが波紋となって

あなたの胸に響くでしょう

そしてあなたが今度は音色をたてて

誰かの心に響くのでしょう

ひいては返す海のようななみだの漣

死に至るまで

美しい音色を奏でるのでしょう









(著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

Took my heart of the lock

あなたがロックをかけたあの日から
何日たったことだろう
言ってはいけない言葉
easyに口にしたあの日

Took my heart of the lock

それは Trap
私には解けない Trap
分厚い金庫の中に閉じ込められた心には
今も熱い血が流れてる

Took my heart of the lock
Took my heart of the lock
Took my heart of the lock

あけるには
指紋認証が必要

あけるには
唇認証が必要

あけるには
声紋認証が必要

あけるには
passwordが必要

リミットは後どれくらい?

偽装した誰かが盗み出すかもしれない
命と共に消えてしまうかもしれない

Took my heart of the lock
Took my heart of the lock
Took my heart of the lock

それは私には開けられない扉
だって私自身が認証マシーンだから

ぴたりと合わなければ
びくともしない
爆破しても破れない分厚い金庫
遠隔操作なんてできはしない
傷つけずに取り出すには
あなたの決断が必要

リミットは後どれくらい?

開けた瞬間に溶け出す心
触れ、ぬくもりを確かめられるのは
開けた本人だけ

さぁ、どうする?

ロックをかけたのはあなた自身
私の心はロックがかかった まま

Took my heart of the lock
Took my heart of the lock
Took my heart of the lock

※ どなたか曲かラップを
   つけてくださると
   嬉しいです。





(著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

赤い爪と鳴り響く氷

冬のある日の正午過ぎに

私は久しぶりに散歩へ出た。

寒波の冬には珍しくその日は

来ていたダウンを脱ぎたくなるような

暖かさだった。

私は「春の兆し」を探しに

久しぶりの散歩出たのだった。

枯れくちゃくちゃになった

もみじがパリパリと音をたてる。

池の淵には薄っすらと氷が張っている。

しかし、その池の淵に赤くて細い枝の先に

私は見つけてしまった。

「春の兆し」を。

それは小さな蕾。

赤くて小さくて、赤ちゃんの指の爪のような

かわいいかわいい蕾を。

私は思わず指でなでていた。

赤くて可愛い爪のような蕾たちを。

小さなくせに勢いのある蕾たちを。

精一杯生きているんだと背伸びしている蕾たちを。

なんと愛おしい姿だったことか。

水面の反射光が私に呼びかける。

ハッと我に返り

また散歩をしだした。

すれ違う犬たちが

興味ありげに私を見上げては去っていく。

すると小鳥のさえずりのような音が遠くから聞こえてきた。

ヒョゥン、ヒョンヒョゥン、ヒョン、ヒョン。

ヒョゥン、ヒョンヒョゥン、ヒョン、ヒョン、ヒョン...

どんな鳥なんだろうと足早に音のするほうへ近づいていくと

子供たちが池に向かって小石を投げていた。

私はそこで不思議な光景を見た。

先ほど私が小鳥の声だと思っていた音は

なんと石切をしていた子供たちの投げた石が

凍った池の氷にぶつかった音だったのだ。

子供たちはこの音が不思議で飽きずに何度も

石を投げ続けていたのだった。

私もソワソワし出し

辺りに小石がないか探し出した。

探した小石を思い切って池に投げてみた。

ヒョゥン、ヒョンヒョゥン、ヒョン、ヒョン。

私の胸は高鳴った。

もう一度。

もう一度....

何度も投げてみた。

子供たちに混ざって聞く不思議な音。

もっと大勢の人がやったら、

小鳥のオーケストラになるのに。

今しかできない

小鳥のオーケストラ。

しかし、大人で小石を投げているのは

私一人だけ。

諦めて道を歩くと

大量に氷の上に小石が投げられて

いるところがあった。

あぁ、誰かが試したな、と思わず微笑む。

でもきっと知らない大人たちは

なぜ、こんなに

氷の上に石が落ちているんだろう

と首をかしげてしまうことだろう。

あの音はあの時にしか

試した者にしか

聞けない音。


物怖じせず

年齢も

性別も

関係なく

試してみた者のみが

聞ける音。


私はだからやめられない。

散歩をして

季節と季節の

つなぎ目を探すことを。


愛らしい

平和な瞬間を見逃さないことを。

そして、みつけた瞬間を

文字に起こすことを。


さぁ、あなたも

ダウンを着て外へ出てみて。

きっとあなただけの

季節や瞬間と

出会えるはずだから。








(著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

ぼくのだいじなダイヤモンド

うんどうかいがおわって

ぼくはうんどうじょうでダイヤを

ひろおうとおもってジロジロさがしたの。


とちゅう、

すながめにはいったけど

でもさがしたんだよ。

たいようさんがねたくさんたくさん

ひかりをあてたからね

うんどうじょうにキラキラのダイヤモンドが

たくさんみえたよ。


ぼくはいっしょうけんめいね

ひろったんだよ。

大きいつぶとか

小さいつぶとか

てがすだらけになったけど

キレイなダイヤをあげたくて

いっしょうけんめいひろったよ。


それでね、

すいどうのところでそうっとあらたよ。

なくすといけないから、

小さくチョロチョロにして

ゆびであらったんだよ。


まちがってこうはくぼうの白いほうで

ぼくは手をふいたから

きたなくなったから

赤いほうにキラキラのダイヤをいれたよ。

大きいのはママに。

小さくてかわいくてひかるのは

大好きなあのこに。


ぼくはね、

だいじにだいじに

もってかえって

まずはママにあげたよ。

ママはおおよころびで

ぼくをぎゅうっとしてくれたんだ。

ママのにおいがね

ぼくはすきなんだ。

ぼくはあのこにあげるダイヤモンドを

もっとみがいて

まくらのところにおいたよ。

でも

ねむれなかったの。

あのこがよろこんでくれるかなぁと

おもったら

とってもねむれなくて

ぼくは

そあそあしたんだよ。

でもねつぎのひ

あくびをしたから

きっとねてたんだね。

あのこがダイヤをみて

にことしていたユメをみたよ。


どうかなー

どうかなー


あのこはよろこんでくれるかなー。

ぼくはそあそあして

ママにあらってもらった

こうはくぼうをかぶって

ママにダイヤをとくべつなふくろに

いれてもらたよ。

ピンクのりぼんがついたやつ。


なんでママはあのこにあげるってわかったのかな?

ぼくはなんにもママにいってないのに。


それでね、

ぼくは「はい」とあげたんだ。

そしてね

「ぼくのだいじなダイヤモンドあげる」

っていってね、そしてまわれみぎして

にげちゃった。


にこってしてくれたのかな?

ぼくあのこのかおみれなかった。

どうだったのかな?

わらったかな?


そのひはね

それでおわったの。


ぼくとてもはずかしくて

どうしていいかわからなかったんだ。


でもね

あとであのこが

おりがみのたくさんついた

ハートがたくさんついた

おてがみをくれて、

ニコニコのえがたくさんかいてあって

それで

ぼくは

きっと

よろこんだのかなぁとおもって

じゃんぷしたんだ。

たくさんじゃんぷしたんだ。


ママがねニコニコして

よかったね、といったんだ。

ぼくはね、うんといったんだ。

そしてママがふしぎなことをいうんだ。

あのこがぼくのだいじなダイヤモンドなんだって。


だってあのこは人で

ダイヤはものでしょう?って

ぼくはママにきいたよ。


そしたらママは

キラキラしてて

だいじでしょうっていうから

うん

ってこたえたの。

だから、あのこはぼくのダイヤモンドなんだなって

わかったの。


そうしてね、あのこのおてがみをみたら

あのこがダイヤのかんむりをかぶって

ぼくにハートをわたしていたんだ。


なんだかまたわかったきがして

うれしくて

ぼくはまた

じゃんぷしたんだ。


あしたまたひろおうとおもう。

だって、

あのこのニコニコがみたいもん。

それがぼくのだいじなダイヤモンドなんだもん。












(著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

ジャスミンティーと蜘蛛

私は沸騰した

赤いヤカンを取り上げると

勢いよくサーバーへお湯を注ぎいれた。

作業の合間に買ってきたばかりの

ジャスミンティーで一服するためだった。

湯が薄いトパーズ色に色好きはじめると

辺りにはジャスミンのあの

透き通った甘ったるい香りが

立ち込め始めた。

ジャンピングしながら

ゆっくりとサーバーの中を

浮遊する茶葉と花弁に目をやりながら

ジャスミンの香りに酔いしれる。

数分後、琥珀色となったジャスミンティーを

白いファイヤーキングのマグカップに

少し昂揚しながら注ぎいれる。

湯気の湿気が柔らかく顔に触れる。

カップを顔に近づけ目を瞑り

ゆっくりと深呼吸する。

甘い香りに心の澱が溶けて行くのがわかる。

一くち口に含む。

香りが鼻を抜けると

原産地の中国のジャスミン畑へと

思いを馳せる。

私はサーバーのほとんどを飲みきり

カップに半分だけジャスミンティーを残すと

また作業に取り掛かった。

作業が終了に差し掛かってもなお

部屋の中はジャスミンの香りが

かすかに残っていた。

作業を終了しカップを覗き込むと

一匹の小さな灰色の蜘蛛が浮かんでいた。

「ダメじゃないの..」

私は小さな子をたしなめるように

静かにつぶやいた。

そしてティースプーンですくい上げると

白いテーブルの上にそっと乗せてあげた。

もう、命は絶たれたのか....と思い

「そう..いい香りがしたから中に落ちてしまったのね?」

と優しく語りかけた。

すると、返事でもするかのようにピクリと

蜘蛛の足が動いた。

私は花に水をやりにその場を離れ

再びその場に訪れたときには

琥珀色の筋を残し

蜘蛛はきれいに

消えてしまっていた。

ジャスミンの香りを纏ながら。










(著:夢澤 日秋)
 La leo litende leo
 akieem zawadi

Profile

HN:
Akieem Zawadi
性別:
非公開
職業:
ARTIST
趣味:
散歩 ・小説書・ 涙を流すこと
自己紹介:

海外のファンが多く、色彩感覚と切り取る目線がその人気の鍵。

日々の考えや恋愛、食べ物、読み物、音楽、アートとあらゆることに関してエッセー調に書き綴っている。

夢は、世界中の夕日と朝日を愛する+1と見に行くこと。世界中のあらゆる食べ物を食べ歩くこと。

 

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