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お世話になった恩師達

こんばんわ!
akieem zawadiです。

今日は最近ふいに頭に浮かんだ恩師達の事を書こうと思います。
と、言っても顧問とか担任とか直接長くお世話になった方ではなく
一時的に関わった方ばかりなんですが。。


まず、最初に思い出したのが高校時代の漢文のプリン先生(男性)。
なぜ、プリン先生かというとある授業の冒頭でいきなり

「え〜

 今〜日ぉ〜みなさん〜お気づきかとおお〜もいですがぁ〜
(みんな全く気付かなかった)

 私の前歯が折れましてぇ〜

 なぜかというとぉ〜

 冷蔵庫にぃ〜プリンがありましてぇ〜

 おいしそうなのでぇ〜

 食べましたらぁ〜
 
 腹痛のあまりぃ〜

 倒れましてぇ〜」


とか、言い出すので教室内が爆笑の渦になってしまったんですね。

その先生は肝臓があまりよくないのか黒っぽいあばた顔をしており髪は真ん中分けの長め、
牛乳瓶眼鏡をかけた、無表情な先生でこんな面白いプリン腐敗発言をするような
イメージの方ではなく、そのギャップが笑いを誘ったようなのです。
いつも、眠たげな声で

「虎穴、入らずんばぁ〜」

と淡々と授業を進める先生だったのです。
ところがある日、この先生と直接接点を持つ日がやってきました。

読書感想文の県の文化祭の候補に私の文章が選ばれ、応募する事になったんです。
私は正直ビックリしました。
なぜなら、私はシャンプーなどの裏の表示さえ読むのもおっくうな大の活字嫌いだったからです。
(中学生の読書鑑賞文は『スタンド・バイ・ミー』をビデオで見て書いたくらいですから)
よくある読書の時間さえも、後ろの人に話しかけさぼってばっかりいました。
後ろの子はいい迷惑だったでしょうけれど。

『ちょうさんは中国人』

だったかなぁ、そんな本を読み書いたと思います。
その本の一説にちょうさんがきゅうりの匂いはいいにおいだ、と言っている表現があり
それまで私はきゅうりに匂いがある事にすら気付かなかった、そこが面白かった
とかなんとか書いたら、その着眼点がよかったらしく私が候補に選ばれたらしいんです。

その日から、お昼の休憩時間その先生とあーでもない、こーでもない
と話合い、書き直し、そして提出に至りました。
結果は文化特別賞。
ま、言ってみればおまけ賞ですかね。

「惜しかったですねぇ〜。」

とその先生は非常に残念がってくれましたが、私自身はやっぱりビックリでした。
もっとすごい人なんていくらでもいるもんなぁ、と子供ながらに思ってました。

その先生は実際会って話してみると、
意外と鋭い観察眼と冷静な判断力がある方だと分かったんですね。
のらり、くらり、としたイメージだったのができる男嶋耕作に見えましたよね、最後は。

判断とか早いんですよね、あとはフォロー力とかもすごいある方。
今思うと、ある意味私の小さな才能を引き出してくれた方。
今となっては感謝ですよね。会いたいですねぇ。

*

そして、2番目の先生もやっぱり高校時代の風紀委員の顧問のツトム先生。
強面で、いつも竹刀もって立ってましたね〜。
前を通る度にブルブル震えてました。

その頃、私は生徒会の会長をしていて、四角い不便な昔の黒い学生鞄の撤廃をするべく
挨拶運動とか議会などの話し合いで活動していたんですが、結局任期中には撤廃できず
終ってしまいました。

ところが、3年の秋のある日、突然撤廃になったという話を聞かされたのです。
私の高校は100年の歴史があり、OBが風紀面でうるさいので学生鞄を撤廃する事で
風紀が乱れるのを恐れた学校側に強く反対されていたんですが、話によると
反対を一人で押し切ったのはなんと、風紀委員の顧問のツトム先生だったんです。

先生は定年を迎え、学校を辞める予定だったようで最後に私にプレゼントをしてくれたんです。
ある日、廊下でばったり先生とお会いしたので

「聞きました、、、先生が鞄撤廃にして下さったそうで、、、」

とおずおずとお礼を申し上げました。
ところが、帰ってきた言葉は

「今頃で、ごめんな。あんなに頑張ってたから本当は任期中に花持たせてやりたかったのにな。」

と言う言葉でした。お互い間があり、そして少ししんみりしました。
あの厳つい先生が、丸く小さく見え、そして自分の事を陰ながら応援してくれ
そして力になってくれたツトム先生に感謝の念を抱きました。
どこで、誰が見ているか分からないけど絶対に味方になってくれる人はいる、
と実感できる出来事でした。

*

そして、最後が大学時代のモリ先生。
眼鏡をかけた太ったウサギみたいな先生でしたね。
奥さんがイタリア人なんですよね、やるな〜と思いましたが
先生、賢いし、面白いし当たり前だな、と感じました。

地方の私立大学だったので、おじいちゃん先生ばっかりのやや退屈気味な授業の中
彼の講義は映画「クレイマークレイマー」で家族社会学を教えるなどユニークなものでした。
ウイットに飛んでいて、私、かなり先生のファンでしたね。
出なくていい授業もほとんど出てました。

そして迎えた4年のゼミ。
選ばれた先生にガーン!となりました。
なぜなら、いかにも生真面目一直線!みたいな見た目マスマティック教師風教授だったからです。
彼とは合わないな、と第一印象で思ったら案の定な事が起きました。

私は卒論で人種差別と戦争問題をからめて発表する予定でした。

私の叔母の旦那様がNYハーレム出身のハーバード卒の教授なんですが
彼の本を読み影響を受け人種差別について書きたくなったんですね。

しかし、私のキャパシティをこの問題はかなり超えてました。
参考文献は、南京大虐殺の写真集や何冊かの本でこれは問題なかったのですが
本多勝一さんの南京大虐殺の本はあまりに残虐すぎて吐きそうになり、3日間くらい
食べれなくなったんですね。
しかも、ゴーマニズム宣言など対照的な物も読んでいたら
left-right問題が浮かび上がってきたんです。

右も左も結局、云わんとしている事、やろうとしている事は一緒なのに
やり方が違う事で敵対してしまっている事にむなしさを覚え
何が正しいのか、何を訴えたいのか自分でも全く分からなくなってきたんですね。

見えてきたのは「人は戦争すると相手の一番弱点を抉る残忍な行動に出る」と云う事だけでした。
例えば、親子が居たら、子供を先に目の前で殺しその後母親を殺すとか
もう、本当にひどい有様だったんです。
人はこんなにも、残酷になれるものなんだと思ってどうしようもありませんでした。
日本人も中国人にひどい事をしたし、ひどい事もされた。
そのどれが信憑性があり、正しいのかなんて、正直私には分かりませんでしたし、
混乱していました。

わらにも縋る想いで、書きかけの原稿を数学先生に見せた所

「なんだ、これは!本を丸写ししただけではないか!こんなもの読むに値しない。」

とザックリ切られ、迷っていると訴えても受け入れられませんでした。
アドウ゛ァイスさえくれませんでした。

私はお先真っ暗な気分になりました。
卒論を提出するまで3ヶ月を切っており、もし完成しなかったら卒業できないと思ったからです。
寒空の風がビュービィウー吹く夕方、半泣き状態でモリ先生のドアをたたきました。

「あの先生には言ったの?」

と聞く先生に私は首を横に振りました。
詳しく説明こそしませんでしたが、全てを察知した先生は

「じゃ、こっそりやろう。」

ということで、早速私の原稿をコピーし読んでくれたんですね。
そして、もう少し軽めの内容にしよう。
という事になり、自分のゼミもある中、合間をぬって見てくれたんですね。

真似のうまい日本人を風刺した「カメレオンのような日本人」というタイトルを付け
黒人になりたがるギャル、白人になりたがって他のアジア圏の黄色人種を見下している
ヘンな日本人という内容にして最後に3色(白、黒、黄)のカメレオンのイラスト
をつけるのはどうか?
と相談したところ、ユニークでいいね〜と賛成してくれました。

友人も面白いし、akiちゃんらしいね!と喜んでくれました。

ところが、提出日私はこのユニークさを「ふざけている」と取られ、落第するのを恐れ
イラストなしで提出してしまったんですね。
モリ先生も、友人も「もったいない〜」と非常に残念がっていました。

結果は、合格、無事卒業確定。

でも、今は怖じ気づいた事を今までの私を象徴するようで悔やんでますね。
冒険すれば良かったなって。

(私の書きたかった事をあっさりクリアしているのが、スパイク・リー監督の映画
『セントアンナの奇跡』人種問題と戦争問題を取り上げていて、しかもドラマも面白いですね
最後が感動的で美しいですよ)

先生はイタメシ食べに連れってってくれて励ましてくれたりね、大人で洗練されてましたよね。
彼がいなかったら、今頃どうなってたかな〜と思ってしまいます。

私の座右の銘に

『捨てる神あれば、拾う神あり』

というのがあるんですが、この出来事がまさにその象徴のようですよね。
人が最大限に困っているときに、背を向けるか、手を差し伸べるかでその人間の
度量とか器とか真の優しさなんかは見えてしまうものですよね。


今日紹介した3人の先生が何故、10〜20年も経っている今もなお心に残るかと言えば
人間くさくて、ユーモアがあり、情に厚く、かつ、私という個性を大事にして見守り、
自分自らが動き手を貸してくれたのにも関わらず、まったく恩着せがましくなく
さりげない方々だからだ、と思います。

学校という形ではないにしろ、これから、私はプロとして羽ばたきたいと
願っているので沢山のプロの中でもまれて行くと思います。
そんな時にまた、そういった意味で「恩師」と呼べる人が増えていくのかもしれませんね。
どんな、恩師に会えるか今から楽しみでなりません。



追伸

先日、芸大の文化祭とやらに行ってきました。
この辺りに5年以上も住んでいるのに自分の利用する路線上に学校があるのさえ
気付いていなかったのですがなぜか文化祭の文字が目に飛び込み、
気になるので行ってみる事にしたんです。

どんどん中へ入り、『 メコン悠々流転 』というポスターが目についたので
入ってみるとプロカメラマン管洋志さんのマルチスライドショーの上演でした。

しかも、今回で最後でした。

650枚のポジフィルムをレコードのように並べた映写機がなんと18台。
写真が画面上に映し出され、また文章、音楽もその画像に伴って流れてくる。
滝、川の流れ、アップテンポな民族音楽が流れる度に静止画像なのに
まるで映画のように動いて見えるんですね。
あまりの美しさに涙がこぼれました。
「私、なんにも知らないな〜、早くこの世界を見に行きたい!」
と強く思いました。

上映終了後、管さんご本人とお話しました。
約8万枚の写真の中から650枚を選び、使用している事
この機械が既に製造されておらず、移動も難しいため今回が最後となるという事
自らこの感動を胸に刻んでほしいので学校側にお願いして今回の上映に至った事
人が好きな事
などお話しし、握手してもらいました。
全身黒で巻物をしているオシャレなオジサマでした。

来訪されている方もニコンのお偉方とか、どこぞの写真家かデザイナー(弟子付き)と思しき方
が多くその方がいかにすごいか見せられました。
(お恥ずかしい事に私は存知あげなかったのですが)

やっぱり、私の直感は正しかったなと思いました。
これをみるためだけに来たと行っても過言ではなかったと思います。

私をダイヤの原石に例えるならば、プロの方は既に輝いているダイヤモンドです。
ダイヤはダイヤによってしか磨けない。沢山のプロに会って自分をさらに
磨き上げ光り輝く本物のダイヤモンドになっていきたいと思います。



Big kiss & Dream
akieem zawadi



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Profile

HN:
Akieem Zawadi
性別:
非公開
職業:
ARTIST
趣味:
散歩 ・小説書・ 涙を流すこと
自己紹介:

海外のファンが多く、色彩感覚と切り取る目線がその人気の鍵。

日々の考えや恋愛、食べ物、読み物、音楽、アートとあらゆることに関してエッセー調に書き綴っている。

夢は、世界中の夕日と朝日を愛する+1と見に行くこと。世界中のあらゆる食べ物を食べ歩くこと。

 

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