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被災地としてではなく

------------------*皆様へ*----------------------

本日が東日本大震災から6ヶ月目にあたる事から
9/4に一度記載した内容をこちらに移すべきだと考え
その代わりに9/4には那須の旅に関しての記事を
アップしております。

この日、みなさんが何を思うかは自由です。

私はいつ私自身が被災者になってもいいように
好きな人と好きな事を存分にすることを決めました。
どこで、何が起きても納得できる自分であるために。

以前読んで下さった方も、初めての方もどうぞ、
読んで何かを感じていただけたらとおもいます。

黙祷。

-------------------------------------------------

こんにちわ!
akieem zawadiです。

本日は盛岡への旅の特集をしたいと思いします。
本当は先月に書こうと思ったのですが少しだけ
湧き上がりすぎる気持ちが強かったので
沈殿するのを待っていました。

東日本大震災から6ヶ月経とうとしている今
私が被災地である岩手県出身者として何ができるかと考えた時
なんでもない、岩手の一風景はどんなものかを
他県の方々に知って欲しいという想いがありました。

毎日、毎日、震災の瓦礫の山の風景や悲しみに暮れる人々を報道され、
岩手県はどこもそうなのか、悲しみばかりに覆われているのか、
という偏見の目で見ては欲しくないと私自身思ったし
もっと深刻な被害に合われた方こそより強く
そう思っているのではないかと感じたからです。

岩手がどんなところなのか
行ってみたいと思って頂けたら幸いです。


*  *  *


まずは、

*7/30~8/2の家族での温泉旅行の旅*




高速バスで降り立った盛岡駅で南部鉄瓶でできた
風鈴のお出迎え。盛岡の風を朝6:00に感じる幸せ。



前から行きたかった「彩冬(さいとう)」へ1箔旅行。
モデルはakieem本人。



女性は浴衣が選べる。
そして、楽しみにしていたグルメプラン。



繊細で品のいい小鉢が並ぶ前菜。
どれもとってもおいしい。



蒸した蟹は蟹酢でいただく。
至福のひと時。



蕪のグラタンはチーズにコクがあって
まったく水っぽくない。



あわびの蒸し焼き。
身に弾力があってしかも柔らかい。
岩手の海が生み出した宝物。



メインの前沢牛のしゃぶしゃぶ。
柔らかくてさっぱりとしておいしい。



そんな中に箸休めの一品。
はもと茗荷の梅の吸い物。
腹に染み渡り思わず「おいしいね」
とみな声を揃えるひととき。



〆のしゃけのおにぎり茶漬け。
香ばしいあられと、出汁、優しい味の香もの。
米と水が作ったその繊細な味、品のある器。
日本人であることを誇りに思う瞬間。



そして足湯。
私は足湯だけでなく、3度温泉に浸かった。
到着してすぐと夕食後深夜に。
そして翌日の早朝と。



この温泉宿の近くに「不動の滝」という景勝地がある。
そこにある石の神様。
苔むしてとても落ち着いている。

岩手の岩は鬼が悪さして神様に
閉じ込められた岩の事を指している。
閉じ込められた鬼はもう絶対に悪さはしないと誓い
岩に手形を残した____それが岩手の名前の由来である。



滝が生み出すミストが肌に吸い付いて
目を閉じると木々や大地と一体化できる
ような気がしてとても癒された。



二股に分かれた樹はご縁の神様として祭られている。
私も「素敵な出会いがありますように。」と手を合わせる。
無宗教だが、こういう自然のものを崇拝する
神道の日本の心は忘れたくない。

この後、私たちは「道の駅」に立ち寄り
地物の料理と大量の新鮮な野菜を購入。

温泉のせいか、旅路に疲れたのかその日もぐっすりと眠れた。

そして最終日待望の「さんさ踊り」。
本当に何年ぶりかで見れた、震災後の風景。
しかし、震災に負けていないその姿に感動。



「ヤッコラ~チョイワヤッセ」の変わった呼び声
で始まる太鼓を担いで踊る伝統的な盆踊り。
「東北5大祭り」のひとつにあたる。



緑の着物をきているのは県の職員達。
彼らのの踊りは一番元気があって
「負げねぞ~」
って気持ちが迸り感動で涙が溢れた。
この震災できっと一番「何か」を見てきただろう。



同じ踊りを踊っているのに
男性は男性らしく荒々しく強く
女性は女性らしくのびやかに柔らかく
なるのがこの踊りの特徴だ。



いろんな格好をして踊っている人もいる。
この人は男性でピンクの鬘をかぶっている
赤十字の職員と思われる人。
写真では後ろ姿だが平井賢のような丹精な顔立ちだ。
目立ち、私たち観客を沸かせてくれる立役者。

ある程度見てそして家路についた。
帰りのバスの中では本当にぐっすり眠れた。


つぎは

*8/13~/15ご先祖様と自然・芸術に触れ、
            家族の絆と被災し天国に行った人の気持ちに触れた旅*


私は夏休みを利用して盆休みを取って再び盛岡を訪れた。
材木町という自転車で10分ぐらいのところでは
いつも土曜になると「よ市」と呼ばれる市場が開かれる。

そこにある「ベアレン」というBeer Pubへ向かった。
温泉旅行のときに次に私が帰省したときにここへ来よう
という話を妹としていたのだ。

ベアレン醸造所の工場直送の樽生ビールと
岩手の食材を生かしたお料理を楽しめ、
北上川を望む絶好のロケーションも人気のひとつだった。



写真は妹と妹のだんなさん、そして両親。
みんな元気で一緒においしい料理を食べられる幸せを分かち合う。
早い時間5時頃から飲みだす。
男性2人は大ジョッキーのさらに上、マスジョッキという
ピッチャーほどの大きなジョッキーでビールを楽しんでいた。



よ市では様々なものが売られている。
この方は毎回いらしている方のよう。
以前、ここでサングリアをいただいた。

他にも、「はたや」という珈琲で有名な喫茶店も
毎回出店している常連だ。



みんなで舌鼓を打ち帰宅。
夕闇であたりが暗くなり始めると
そこここでポツリ、ポツリと
迎え火が始まる。

あの世に行ったご先祖様が帰ってきたときに
分かるように目印として焚くのだ。



しかし、我が家ではあるときから
不思議な習慣ができた。
中にジャガイモをくべて焼きじゃがにするのだ。

家族というのは不思議なもので
他人と他人がくっついて家族をつくると
その家庭に新たな文化が出来上がる。

そこが家族の醍醐味なのかもしれない。



翌日、早朝にすべてのお墓参りを済ませ、親戚達と再会する。
久しぶりに対面する私にみな人懐こい笑顔を向けてくれた。
北海道旅行や近況の話をする。

みんな元気でいてくれる事がどんなに嬉しいことか...と改めて思う。

午後は帰省前に偶然見つけた情報を頼りに岩手県立美術館へ
「アンリ・カルティエ・ブレッソン」
のドキュメンタリ映画を観にいった。



上映時間の30分も前に着いた私は他の企画展を観にいった。
震災後あらゆる絵本作家やアーティストからエールを送る絵の展示あり
写真の「ユメノマチ」あり。ゆっくりと見て回る。

この「ユメノマチ」は木や紙を切って小さな積み木を作り
色づけして被災地やこのワークショップに参加希望子供達が協力して
華やかでかわいい「ユメノマチ」を製作しており、その過程をTVで流していた。

本当に可愛く、郵便局や駅なんかもあってリアルで早く
こんな街が現実にならないかな....と小さな街をガリバー気分で歩く。



美術館には他にも舟越保武・桂親子や萬鉄五郎など
盛岡にゆかりの深い作家達の常設展もあり見ごたえある内容となっている。

コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物を出ると
グリーンの芝生があたりに広がりそこで読書する若者の姿も見られる。

私は小高い丘を見つけその階段を昇っていった。
写真では伝わってこないが、階段の脇には小さな花が咲き乱れ
親指の爪ほどの小さな黄色い蝶が飛び交って
まるで天国への階段をのぼっているような錯覚を覚えた。



そして頂上にたどり着くとそこには何もなく
あたり一面が見渡せそしてとても孤独に思えた。
「天国に行くときはこんなだろうか...
 震災で亡くなった方はどんな気持ちだったのだろう」

と思い芝生に寝転び空を見上げると本当に天が近く感じられた。
そしてなぜか涙が溢れた。



家へ帰ると飼っていた鳩が喜んで
鳴き声をあげている。
嬉しいと羽ばたき、ケケケケケと笑うように鳴き
指をつついたり、くちばしで軽く挟んだりしてくる。



妹のだんな様は大工で帰省すると
このサンルームができあがっていた。
ナチュラルで力強い、木の温もりの感じられる素敵な
サンルームだ。

ガーデニングが趣味の母の願いで作られたのだ。
ここで飲むお茶は最高で母と2人でおしゃべりしながら
ここにいると時間を忘れてしまうほどだ。



ゆったりと過ごしながらもあっという間に
時は過ぎ私はバスでまた東京へ帰った。
途中で見た朝日が本当に美しくて感動。

ふたこぶらくだのような山際に
真っ赤な太陽がまるで花札のように
目の前に現れてあっという間に日常に戻ってしまった。
今までで一番美しい朝日に出会えて幸せな気分に浸って
この旅の最後となった。


*  *  *


この旅の模様はTwitterでも連続でリアルタイムに配信しました。

私が最後に言いたい事、それは

「また盛岡へ遊びに来てください。」
「また、岩手を探求しに訪れてください。」

ということです。

震災があってから、実に様々な方が岩手にいらしたと思います。
ボランティア、海外協力隊、医師団体、自衛隊、各国の軍隊、
建設業界、取材陣、やじうま、帰省客、旅行客...

震災が落ち着きそのうちの何名がまた岩手に戻ってくるのだろう。
と私は考えます。

役職が着いている方は間違いなく、震災が落ち着けば再来することはない
のではないか、と思います。

しかし、何らかのご縁があって岩手の地を訪れたなら
どうぞまたそのご縁を広げ再びといわず、3度、4度と足を運んで
私たちに会いにきてください、と私たちは思います。
そして「第二の故郷」となってくれれば....と考えます。

まだまだ、震災や津波の爪あとは生生しく親の友人でも依然として行方不明と
いう話は掘り起こせばいくらでも出てきます。
しかし、忘れるのではなく思い出を改めて作るために
私たちは「おでんせ」と言いたいのです。

実は、震災を機に岩手に旅行を決めたという人は少なくありません。
(もちろんその逆も多いと聞いていますが)

旅行をして自分達もいい思いをするし、お金を義捐金という形ではなく
商業ベースで地元に落とす事ができる。
それが震災を受けた私たちの街にできることひとつではないかと私は考えます。

自然と風土に満ち溢れた
気心の優しい人々の住む街、岩手。

大好きな地になってほしいから
岩手を訪れた人にとっても大切な地になってほしいから
被災地としてではなく、
私のできる範囲でその美しい風景や街の何気ない風景を
この日記でこれからも紹介してゆきたいと思います。








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Profile

HN:
Akieem Zawadi
性別:
非公開
職業:
ARTIST
趣味:
散歩 ・小説書・ 涙を流すこと
自己紹介:

海外のファンが多く、色彩感覚と切り取る目線がその人気の鍵。

日々の考えや恋愛、食べ物、読み物、音楽、アートとあらゆることに関してエッセー調に書き綴っている。

夢は、世界中の夕日と朝日を愛する+1と見に行くこと。世界中のあらゆる食べ物を食べ歩くこと。

 

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